雨風強い嵐の夜に薄明かりで読みたい本。後味が悪すぎる。
何度も「いけるか…!」と思わせてその度絶望の展開に突き落とす。最後まで本当になんとかなると思ってたのに。
解説にもある通り、寿行氏は相当な人間不信の作家さんだと思う。それでいて女性の肉体描写はとことん艶めかしく白いお尻を強調なさっている。なんだろう、白い尻の美女にコンプレックスでもあるんだろうか。
皮肉たっぷりの寿行節、毎度ながらお見事だと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
9 文学
- 感想投稿日 : 2021年5月19日
- 読了日 : 2016年8月29日
- 本棚登録日 : 2021年5月19日
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