上村英明・木村真希子・塩原良和編『市民の外交 先住民族と歩んだ30年』法政大学出版局、読了。アイヌと国連に出かけその存在を認めさせた「市民」の力。本書は市民外交センターの30年の活動の記録。「先住民族の問題は国内の論理や制度だけでは絶対解決しません」(上村英明代表)が印象的。
国家や社会の歪みはどこに浮き彫りになるのか。それは身近な日常生活に根がある。そして無責任な大声は「多数決の論理」による否定と変わらない。しかし一人一人の努力と連帯と執念が変革を可能にする。若い人に読んで欲しい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会変革論
- 感想投稿日 : 2013年5月29日
- 読了日 : 2013年5月29日
- 本棚登録日 : 2013年5月29日
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