市民の外交: 先住民族と歩んだ30年

制作 : 上村 英明 
  • 法政大学出版局
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784588675164

作品紹介・あらすじ

総理大臣の「日本は単一民族国家」という発言をきっかけに、若者たちは活動を始める。アイヌ民族とともに国連へ出かけて世界へ発信し、日本政府にその存在を認めさせたのだった。私たち市民の活動で国を変えることもできると証明した小さなNGOの記録。身近なマイノリティの問題を考えると、日本の政治や社会の歪みが見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 上村英明・木村真希子・塩原良和編『市民の外交 先住民族と歩んだ30年』法政大学出版局、読了。アイヌと国連に出かけその存在を認めさせた「市民」の力。本書は市民外交センターの30年の活動の記録。「先住民族の問題は国内の論理や制度だけでは絶対解決しません」(上村英明代表)が印象的。

    国家や社会の歪みはどこに浮き彫りになるのか。それは身近な日常生活に根がある。そして無責任な大声は「多数決の論理」による否定と変わらない。しかし一人一人の努力と連帯と執念が変革を可能にする。若い人に読んで欲しい。

  • 生物多様性と先住民族。
    BOPビジネスも定義がはっきりしないままにNGOが巻き込まれるのは注意が必要。ソーシャルビジネスが貧困を救うもののように言われているが、批判も多い。

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