萩尾望都さんの書かずにはいられなかった痛ましい気持ちが確かに先走ってはいる作品集です。でも、彼女の得意分野でもないのに、ここまで労力をかけて、計5篇の短編にまでしなければならなかった、そんな彼女の気持ちをボクは買います。評論なら腐るほどあるもんね。
『わたしたちは同じ世界に生きている この世界に降り注ぐ雨の音からもうだれものがれられはしない』(雨の夜-ウラノス伯爵-)という桃子おばさんのコトバが沁みます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2012年10月24日
- 読了日 : 2012年10月24日
- 本棚登録日 : 2012年10月24日
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