美女と竹林 (光文社文庫 も 18-2)

著者 :
  • 光文社 (2010年12月9日発売)
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本棚登録 : 5163
感想 : 462
5

「人生に必要なものの一切が竹林にある」

作家だけでは将来ちと不安である。

そうだ、竹林経営だ。

眼前に広がる孟宗竹。
脳内に拡がる妄想竹。
微笑む美女、逸れる脇道。

竹の用途は幅広いな!

万感の思いで竹を割ると、
中身はしかしカラッポであった。

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竹林伐採→竹林経営→竹林成金→MBC(モリミ・バンブー・カンパニー)カリスマ経営者になり安泰暮らし!人生バラ色!

生い茂る孟宗竹を凌駕する《妄想竹》物語。行動力ある根暗で阿呆で大変愛すべき方だなぁと、ますます推せてしまう

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学・小説
感想投稿日 : 2021年5月1日
読了日 : 2021年4月28日
本棚登録日 : 2021年5月1日

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