若くして(30歳直前)最愛の夫を病で失った女性の、最初の一年間(未満)を綴った小説。
作者はアイルランド人女性で、物語の舞台もアイルランド。
主人公のHollyは、家族と親友達、そして亡き夫が残してくれたメッセージに助けられながら(以下略)。
英語はシンプルで、とても読み易かったです。
登場人物は皆アイルランド人で、会話シーンも多いのですが、基本的に標準的な英語で喋ってくれるので、意味が分らず混乱する、ということがありませんでした。
(スラングも方言もなく。)
最愛のパートナーを失う、というキツい出来事に遭遇したHollyが、苦しみながらも、亡き夫の導きに従って、自分の世界を広げていく、というのが、この本の基本展開かと思います。
実際、夫に先立たれてから、Hollyは、それまでは知らなかったことを知り、気付かなかったことに気付き、体験したことのなかったこと(悲しみも喜びも)を体験し(以下略)。
個人的にはエンディングが最高に気に入りました。
とても清々しかったです。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
フィクション
- 感想投稿日 : 2010年4月3日
- 読了日 : 2010年1月2日
- 本棚登録日 : 2010年1月2日
みんなの感想をみる