古本屋で買った雨月物語
好きな作家、大庭みな子さんが現代語化したものだからもったいなくて、数年本棚に置いていた。
本棚に置いておいて、それこそもったいないことをした
まるで紙芝居の絵のように、ひとつひとつのお話が脳裏に焼きつく。
特に「青頭巾」は、極まる執着に憐れを感じた。執着は苦しいものだ。
「貧福論」の左内を見習い、お金に対する気持ちを改めようなどと思う自分に笑ってしまった。
ああお金持ちになりたい!”富貴への道は技術であり巧みなものはよく集めるが、下手なものは瓦を壊すよりかんたんに失ってしまうものだ”(145頁より)
そりゃそうだなあ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
大庭みな子
- 感想投稿日 : 2014年7月27日
- 読了日 : 2014年7月25日
- 本棚登録日 : 2014年7月21日
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