8巻目。
ほんとうにクライマックス突入って感じで、ぜんぶ丸く収まりそうです。
いいですよね。ダラダラしてなくて。
詞子と雅遠は相変わらず常にラブラブな感じで、この二人にお子さまできないのかしら?って思うくらいですが、今回は彼らを中心に、まわりがきれいにまとまっていく感じがしました。
また、この巻の重要人物は左大臣です。
右大臣側の女御が懐妊したことで、右大臣が優勢になって、友人にまで去られた左大臣がしょんぼりしていたのは、なんかかわいそうになりました。
最初の頃とか、雅遠を閉じ込めたときはむかついてましたけどね・・・。
皆が去っていく中、雅遠に鬼殿の招待されたのがうれしかったようです。
詞子の顔に祖父のおもかげを見たあと、登花殿の女御が懐妊していることを知ったり、女御の兄が左大臣側になりたいという話とか、奏子の縁談の話とか聞いたあとの迅速な対応は、さすが左大臣。
今の日本の大臣にも見習って欲しいくらいです。
右大臣優勢から一気に左大臣優勢になったところは、一発逆転って気がして、スカッとしました。
雅遠の母の女五の宮様とも関係もよい方向に向かってます。
知らずに出会った詞子を密に雅遠の嫁に!って息巻いていた母上ですけど、それがすでに雅遠の妻だと知ったときは、どんなお気持ちだったんでしょう(笑
宴の席で、詞子に対する母の態度がどうなるのか気になります。
艶子と利雅は・・・出て来ませんでしたねぇ。
女房になってしまうとも思いませんでしたけど・・・。
さて次巻は最終巻だそう。
終わってしまうのは残念だけど、ダラダラ続くよりかはいいかなぁ。
番外編として、葛葉と保名、艶子と利雅(くっついてないけど)、詞子と雅遠の未来もみたいです。
- 感想投稿日 : 2011年1月8日
- 読了日 : 2010年12月17日
- 本棚登録日 : 2010年12月17日
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