羊飼い王女の戴冠 (小学館ルルル文庫 い 3-6)

著者 :
  • 小学館 (2015年11月26日発売)
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感想 : 4
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タイトルが微妙だったので、ずいぶん積読になってましたけど、読んでみたら面白かったです。

最初は羊飼いとして暮らしていた王女メリエルが、他の親族がみんな死んじゃって、強制的に王宮に戻され、しかも勝手に王配まで決められちゃってるって、メリエルにしたらジェットコースター並な生活の変化に戸惑ってましたけど、彼女なりに考え、よい政治をしようと努力してるのが、ただのふわふわヒロインでなくて好感が持てました。

トラヴィスもメリエルに対して、最初はぞんざいな扱いをしてましたけど、だんだん惹かれていってますし、2人の心情の変化が想像できて、ちょっとニヤニヤ。

王太子はたぶん死んでないだろうなって思って、後半出ていたときは、そうなるとメリエルはどうなるの?って思ってたら、彼らしい引き際で。
まあ、予想通りではありましたけど、全体的には面白かったと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ルルル文庫
感想投稿日 : 2016年6月21日
読了日 : 2016年6月21日
本棚登録日 : 2016年6月21日

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