ゲ-ト: 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり (5(冥門編))

著者 :
  • アルファポリス (2011年12月1日発売)
4.06
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本棚登録 : 288
感想 : 22
3

つまんねぇ終わり方をしたなぁ。
てか、この物語って異世界で自衛隊が無双するのが楽しい話だろ?
異世界相手にあれだけ豪快痛快に無双していた自衛隊が、中国やアメリカ相手にいいように翻弄されてるとか、読んでて楽しくないわけよ。
話の方向性がちょっと期待はずれだった。
いや、まあ面白いけど、楽しくないって感じだなー。
もっとどうにかならなかったの?

ーー追記ーー
本編を読み終わったので、外伝に入る前にWeb版を確認中。
頭からざっと読み返しているが、ところどころに書籍版では削除されたと思われるシーンがあった。
今確認してる限りではそれほど重要な場面はないが、主人公とヒロインたちの日常的なたわいもない会話などがWeb版には残されている。
書籍版ではそのあたりの要素が少なすぎると感じていたので、Web版の削られた場面はなかなかに興味深い。

というか、Web原作からあちこち引いて、書籍版であちこち足したせいで整合性がつかなかったり、語られるべき部分が抜けていたりするのかもしれない。
全体的なバランスは十分に取れているとは感じたが、ところどころに歯抜け感を感じたのはそうした経緯があったからか。

炎龍退治編あたりまではそれほど変更はないけど、ロンデル・学会発表あたりからかなり変更が加わったのかな?
どうも、web版にパイパーは出てこないみたいだし、レレイが命を狙われることもないし、姉妹喧嘩のエピソードもちょっと変更されてる。

書籍版の終盤に至ってはweb版とはもうまったく別の話になっていた。
ゾルザルとの戦いなんかは初めから終わりまでweb版と書籍版では別物になっている。
テューレに関するエピソードも別ルートになっている。
web版を先に読んでいれば書籍版のルートのような展開が見たかったと思ったかもしれないし、書籍版を先に読めばweb版のルートこそ見たかったと感じたかもしれない。
web版、書籍版、双方を読んで補完しあえば物語をより楽しめると思う。そうは思うが、やはり書籍版だけだとなにかチグハグで歯抜け、アンバランス、満たされない感想を持たざるを得ない、と思った。

web版を読了。
結局、web版と書籍版では展開も結末も大きく違うものになっていた。
生死のレベルで変更されているキャラクターもいる。
どちらが面白かったかと言うと、うーん・・・展開はweb版の方が面白いが、結末は書籍版の方が好きかなぁ。
書籍版は★★★にしたけど、web版だけなら★★★★以上、相互補完で★★★★★ってところかな。

ちなみに、書籍版で少しだけ触れられた同人誌即売会編はweb版の方に存在した。
ただ、ちゃんと保存してなかったと言うか、web保存当時にまだ完結してなかったのか、最後まできっちり保存されてなかった。残念。
探せばどこかに残ってるのかもしれないけど、まあいいか。
このあとは、コミック版を読んで、放映中のアニメ版を放送分までチェックして、それから外伝に入ろうかなぁと思う。

主人公の活躍する割合が薄いので物語のタイプとしてはあまり好みではないんだけど、それでも十分面白かった。
最近新しく読んだシリーズの中では、無職転生に次ぐレベルで楽しめたと思う。
ただ、泣けるシーンは一つもなかったなぁ。
無職転生>ゲート>ニートハロワ>>転生スライム>>>>>その他って感じ。
他になに読んだっけ?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル
感想投稿日 : 2015年8月20日
読了日 : 2015年8月20日
本棚登録日 : 2015年8月17日

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