ヒマワリのコトバ-チュウイ (幻冬舎ルチル文庫 さ 2-20)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス (2009年4月15日発売)
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感想 : 35
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「アオゾラのキモチ」「オンレジのココロ」に続く、大人なカップルの話。

 メインは、朗の叔父である相馬昭生と弁護士の伊勢逸見。
 二人は、高校の時にカップルになって以来、つかずはなれずの距離で恋人とは呼べない関係を続けてきた。

 そんな中、昭生の過去のいざこざから、朗が巻き込まれる事件が起こり、改めて、伊勢との関係も含め、自分の過去に向き合わされることになる。

 という話でした。
 続き物なので、前までの巻の話をきちんと知っておかないと、朗に何が起こったのか、志鶴に何が起こったのか、というあたりが全然わからず、読むことをオススメします。
 
 読んでいて思ったのですが、昭生が一番、成長できておらず、精神年齢も低いんじゃないかと思ってしまう……
 まあ、トラウマを抱えた大人は、実は一番過去に引きずられやすいのだということがよくわかる話ではありました。
 こういう痛みは、共感ができるからちょっと辛いですよね。ここまでこじれることはないですが……

 なんにせよ、こじれにこじれてこじらせまくった関係を、二人がどう修復するかの話でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(BL)
感想投稿日 : 2021年1月1日
読了日 : 2021年1月1日
本棚登録日 : 2021年1月1日

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