女三人のシベリア鉄道

著者 :
  • 集英社 (2009年4月3日発売)
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感想 : 28

読んでいる途中も、読後感もとても良かった。与謝野晶子、中條(宮本)百合子、林芙美子の3人はそれぞれにシベリア鉄道でパリ(百合子の目的地はモスクワだったが、パリにも足を伸ばしている)に向かう。その間の、そしてパリでの3人を、それぞれの日記や短歌、小説から追想したエッセイ。作者の森まゆみ自身もシベリア鉄道でパリにたどりつくのだが、これらの3人に寄せる筆者の共感はしみじみと暖かく、彼女たちの人生や感性に寄り添っていく。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ☆日本文学/評論・研究
感想投稿日 : 2013年9月23日
読了日 : 2012年2月29日
本棚登録日 : 2013年9月23日

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