タテ32cm,ヨコ23cmの大判サイズ絵本。アンデルセン原作(ナオミ・ルイス文)、絵はエロール・ル・カイン。ただし、典型的なル・カインの絵ではない。もっとも、それは勝手な思い込みでル・カインの絵ははるかに多様なのかも知れないが。全体に繊細な線よりも、マッスで描かれている感じだ。また、2枚目の絵は構図がブリューゲルの「雪中の狩人」(ウイーン美術史美術館)にそっくり(カラスが飛んでいるところまで)だ。山賊の娘の衣装などは鮮やかな赤が用いられているが、全体には地味目。雪の女王のクリスタルを際立たせてはいるが。
読書状況:読み終わった
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☆絵本
- 感想投稿日 : 2013年11月30日
- 読了日 : 2013年11月30日
- 本棚登録日 : 2013年11月30日
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