君枝には日常的に不思議なことが起こる。トルソーがしゃべる。大人の傘で宙に浮く。植物の家族と暮らす。高校の教室が海になってあふれだす…。誰にも見えないものが見え、ありえないことを体験してしまう彼女を「不思議体質」と呼んだのは、幼なじみの陸。君枝を理解していたのは陸だけだった。でも、あの頃の二人は、お互いの大切さに気づくことができなくて―。恋と孤独と清冽な願いがアドレッセンスな心を揺さぶる感動作!
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- 感想投稿日 : 2021年3月20日
- 本棚登録日 : 2021年3月20日
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