どなたかが、内田洋子さんの文章は上質な映画を観るようと表現していたのがよくわかる。
この本も、柔らかく優しい風のよう。
イタリアというとパスタとピザと伊達男とシチリアレモンのように眩しい太陽を思い浮かべるのだけど、内田洋子さんの文章を読むともっとゆったりとした時間のなかで人々が暮らしている感じが伝わる。
それは時に寂寥感が漂うものであっても。
もっと人生や自然などに抗わずに生きてみたいなぁと思う。まずはゆったりたっぷり呼吸をするところから始めよう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年6月12日
- 読了日 : 2021年6月12日
- 本棚登録日 : 2021年6月2日
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