ちょうど東野圭吾さんの『白鳥とコウモリ』を読んでいて、作中にこの作品が出てきていたので観てみました。
名作と聞いたことがある程度で、予備知識なしで観ましたが、どのシーンを切り取っても美しかったり、残酷だったり、希望を感じたり、一瞬にして絶望したりと、名作と言われる理由がわかる気がしました。
手に取る機会は昔からあったはずだけど、TSUTAYAに通った大学時代より、中年になった今観たからこそ、素晴らしさを感じられたと思います。
この作品に限らず、映画も本も、今出会えて良かったなあと思う作品が多くて、めぐり合わせに感謝です。
ティム・ロビンスもモーガン・フリーマンも素敵だったけれど、私は所長役のボブ・ガントンから目が離せなかったです。
上品なスーツに身を包んだ、信仰心のある善人(そしてダンディ)に見える所長がチラリと覗かせる非道な一面が、これまた美しいくらい残酷でヒヤリとしました。(男前だから余計♥️)
薄汚れてよれよれの囚人着を着る、ティム・ロビンスとモーガン・フリーマンの、他人に侵すことのできない心の清らかさや強さが際立って感じました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年12月30日
- 読了日 : 2022年12月30日
- 本棚登録日 : 2022年12月30日
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