太平洋戦争に進んだ一つの要因として、国民的熱狂が挙げられることはなんとなく知っていた。が、それが軍部を始め、天皇の意思決定にも強い影響を与えていたことは衝撃だった。対外戦争より、国内戦争を恐れたのは、保身としか言いようがない気がする。
また、本文中には「抽象的観念論を好み、理性的な方法論をまったく検討しようとしない」国民性が度々指摘されている。自分の都合の悪い展開への想像力が欠けているという点は、今の原発政策にも繋がりそう。
そのほかにも、
・ポツダム宣言≠戦争の終わり
・対症療法的な発想
も今日につながる教訓だと思う。
2016/4/17
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- 感想投稿日 : 2016年4月17日
- 読了日 : 2016年4月17日
- 本棚登録日 : 2016年4月17日
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