男子大学生と旅館の一人娘、二人の視点から交互に語られる物語。
さすが伊岡瞬さん、不穏な空気で読者をぐいぐい引き込んでいくのが巧いです。
主人公の壮絶な幼少期にハラハラ。
時系列を変えてあるので、どこで繋がっていくのか気になり一気読みでした。
あまりにも数奇な運命。
クセの強い登場人物、小道具、海と山に挟まれた小さな町と東京の対比、天体観測と星の豆知識。
これは何年かしたら映像化される予感がします。
読後感も悪くなく、いい作品だと思います。
少し惜しい★4.5
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年1月12日
- 読了日 : 2023年1月12日
- 本棚登録日 : 2022年12月19日
みんなの感想をみる