「2016年の週刊文春」が面白かったので、それなら新潮もと思い、「天皇」齋藤十一の評伝の本書を読んでみた。流石、森功だけあり読ませてくれるが、対象本人がシャイで寡黙故か、残している言葉が少なすぎて人物像の輪郭がぼやけたままで、伝説の編集者といわれてもどこが凄いのかが全く言葉として伝わってこない。小林秀雄や山崎豊子らとの逸話も面白いとは思ったが、だからといって齋藤十一が魅力的かと言われたら...。出版の世界での嗅覚はスゴイんだろうがあまりにも感覚的すぎて難しい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2021年9月4日
- 読了日 : 2021年9月1日
- 本棚登録日 : 2021年8月28日
みんなの感想をみる