この本の解釈が正しいのかわからないが、とりあえずなんかわかったような気になれる。
同じ表題の西洋哲学編よりもつまずくところが多かったのは東洋哲学に論理性がないからか、それとも西洋哲学の入門書は先に何冊か読んでいたからか。
論理による真理の探究を使命とする西洋哲学に対し、東洋哲学では真理を悟った者による悟りの方法論の伝承を命題とする。
とにかく悟りの境地に達すれば何でもいい、だから東洋哲学者は作り話でもとんちでも何でも使う。それで仏教の宗派はこんなに多いのか。
あと身の回りにあまりにも多くの仏教の宗派やら思想やらがあり、なんか筍みたいに出鱈目にポコポコ出てきたように思えて(実際そういう宗派もあるだろう)、そこにインド哲学から中国仏教、そして日本の仏教(禅)という繋がり、連続性があることに今まで気づかなかった。
そういうことがわかっただけでも、読んでよかった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年3月4日
- 読了日 : 2020年3月4日
- 本棚登録日 : 2020年2月28日
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