自分はバカかもしれないと思ったときに読む本 (14歳の世渡り術)

著者 :
  • 河出書房新社 (2013年3月20日発売)
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本棚登録 : 300
感想 : 45
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バカって何か定義しようと思って読んだ。これで子供たちが自分を馬鹿だと言ってきても自信を持って言い返せる。


 バカってのは、何もできない奴。
 何もできないのは、何もしてこなかったっから。
 目標が無く、フィードバックを活用せず、伝聞情報だけで生き、自分の仕事に責任やこだわりを持たない人間。
 空っぽで何もできない奴がバカなんだな。

 子供のうちは空っぽなのは当たり前。これから中身を蓄えていくんだから。だからそれは馬鹿じゃない。
 ただそのまま、何も蓄えないまま生きていけば、みごとバカが完成する。


 ヤンキーな人間がバカとされるのは、仲間内で武勇伝を自慢してオラオラしているだけで、実はできることが少ないからであろう。

 14歳向けの本として、実にいいことが書いてあった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 思想
感想投稿日 : 2015年9月9日
読了日 : 2015年9月9日
本棚登録日 : 2015年9月9日

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