元妻と元夫の偶然の再会から始まった、美しい日本語の手紙のやり取りの小説。やっと読み終えた。途中「業」という言葉が読んでいて、胸に突っかかっているような感じで悲しくて、もう読むのを辞めてしまおうかなと一瞬思ったけれど、最後まで読んでよかった。二人が前をみて人生を歩き出した希望をもてる終わり方でよかった。 きっと家庭を持ったら違う視点で読むのだろうな。今の私は靖明に同情しても、勝沼に同情できない。いつかモーツァルトの三十九番シンフォニイをBGMにもう一度再読したい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年9月29日
- 読了日 : 2013年9月29日
- 本棚登録日 : 2013年9月29日
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