銅像めぐり旅: ニッポン蘊蓄紀行 (祥伝社文庫 し 3-5)

著者 :
  • 祥伝社 (2006年9月1日発売)
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本棚登録 : 22
感想 : 1

7月20日 ~ 7月21 日

去年の夏、皇居周辺を散策した時、意外な銅像(和気清麻呂)に出会った。気になって、インターネットで検索してみると東京の十大銅像等のホームページがあり、銅像マニアが存在することにおどろいた。
この本も土地々々で出会う銅像に興味を持った著者が、その銅像は何故がその土地にあるのかを調べることによって、銅像(人物)の歴史と地理風土の関係を明らかにする(歴史と地理の交差点)。
ところが、著者は題名のとおり薀蓄は垂れているものの、特に歴史・地理に詳しい訳ではなく、行きたい土地からその土地の銅像を探し、またその逆も。しかも自分で調べるのではなく、著者の奥さんが下調べをし、自分は奥さんをガイドよろしくその土地に赴く。そこで郷土史家に会うのかと思えば銅像の写真を撮るのも早々に、これまた下調べをしたレストラン、バーへと。題名とは裏腹な夫婦仲睦まじい旅紀行といった方がよい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2002年に読んだ本
感想投稿日 : 2010年5月22日
読了日 : 2002年7月21日
本棚登録日 : 2010年5月22日

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