映画「Always 三丁目の夕日」のような近過去を回顧する風潮は諸外国には無く、都市の改変が激しい日本独特の風潮であると川本三郎が述べていた。本書は正にそれを地で行く内容である。それほど大規模なものでなくても、よく街で新しい建物や店舗を見かけると、あれ、ここは前はなんだったっけと考える事が多い。そんな時、過去の地図を眺めることでその疑問は解消される。今までも古地図に関する本は読んできたが、それらは昔と今でその間はあまり語られることがなかった。本書はその間を語っているところが肝と言える。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2012年に読んだ本
- 感想投稿日 : 2012年12月25日
- 読了日 : 2012年12月1日
- 本棚登録日 : 2012年12月25日
みんなの感想をみる