ふたりは同時に親になる: 産後の「ずれ」の処方箋

著者 :
  • 猿江商會 (2017年12月14日発売)
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本棚登録 : 354
感想 : 39
5

とってもいい本でした。
赤ちゃんが産まれる前に、もう一度自分たちの価値観を確認するために新米パパも、新米ママも2人とも読んで意見交換するとすごくいいと思います。
(僕も妻に紹介されて読んでみて、とても良かったので)

パパ、ママそれぞれの視点で産後のリアルが書かれています。

”オムツのCMは嘘だった”(P14)の言葉の通り、
子供が産まれ育てるということは、ただただHAPPYなだけではない、産後の現実がたくさんあります。

この本は「2人で一緒に育てる」ために大切なことは何かを
子供が産まれる前からきちんと考えておくための、良いきっかけになります。

※以下、印象に残った文章メモ
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P92 育児というのはもっと日常にべたっと張り付いているもので、眠くて、痛くて、汚くて、臭くて、暑くて、寒くて、イライラするもの。
P168 寝かしつけは「授乳」とも密接に関係するため、パパにとってはハードルが高い育児作業だといえますが、早い時期に「パパ慣れ」をしておかないことの余波は、その後の育児分担に大きな影響を与えてしまいます。
赤ちゃんがパパになれる時間が確保できない家庭の多くでは、赤ちゃん側の「ママじゃなきゃダメ」という力強い泣き声による抵抗が、いつしかパパ側の「俺じゃダメだから」というあきらめと逃げ口上につながります。
P182 「我が家の常識」自体を変えることも重要な環境対策です。
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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 出産・育児
感想投稿日 : 2018年5月13日
読了日 : 2018年5月13日
本棚登録日 : 2018年5月13日

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