殴り合う貴族たち: 平安朝裏源氏物語

著者 :
  • 柏書房 (2005年9月1日発売)
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本棚登録 : 255
感想 : 36
4

#読了 タイトルのインパクトで読んでみたけど、内容も負けず劣らずのインパクトだった。平安貴族といえば例に漏れず光源氏を思い出したり、子供の頃少女漫画で見たキラキラ貴族たちを想像するくらいの知識しかないけれど、よくよく考えてみれば貴族たちの権力のデカさたるや現代とは比べるまでもないだろうし、倫理観も全く異なるのだ。権力があり、自分の指示で動く人間が大勢いるならば、暴力性は抑えが効かないだろうなぁと納得がいく。
2022年の大河、鎌倉殿〜でも取り上げられた後妻打ちが最後に紹介。後夫打ちもあるとのことで、いつの世も嫉妬は破壊を招くのだなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史本
感想投稿日 : 2022年8月1日
読了日 : 2022年8月1日
本棚登録日 : 2022年8月1日

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