グローバル経済に殺される韓国 打ち勝つ日本

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  • 徳間書店 (2012年6月21日発売)
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・構造改革というのは、
「公営、国営企業を民営化し、競争激化で供給能力を引き上げる」
「規制緩和による競争激化で供給能力を引き上げる」
「外資系企業を国内市場に参入させ、競争激化で供給能力を引き上げる」
などなど、ことごとくが供給能力を引き上げるインフレ対策である。
(TPPも規制緩和なので、デフレ化する影響を与える施策)

・李明博政権の通貨安政策により、韓国の経済成長の主役は、完全にサムスン電子や現代自動車に移った。正確には、李明博が彼らに主役の座を委ねたのだ。
その結果、韓国の貿易依存度は2011年にはなんと96%に達したというわけである。何度もいうようだが、貿易依存度とは、輸出と輸入を合わせた額とGDPを比べたものだ。韓国こそが完全なる貿易立国だ。貿易なくして成り立たない国なのである。
日本の貿易依存度は27%、アメリカが25%、中国が40%、ドイツが60%である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済
感想投稿日 : 2013年10月10日
読了日 : 2013年10月10日
本棚登録日 : 2013年10月10日

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