著者は、B級文化研究家で、虫歯が6本とある。この本は1996年に出版されたもので、現在の著者の虫歯の数はどうなっているのかは分からない。
お菓子好きなら読んでおいて損はない今回の1冊。文庫本サイズ190ページの中にお菓子の歴史が詰まっている。
見ていると定番のお菓子や昔懐かしいお菓子が載っている。はじめて存在に気づいたものがある。それは、ロッテが昭和44年に発売した「純ブラックチョコレート」。純なんて強調されると不純ブラックチョコレートがあるのかと思ってしまう。
もっとびっくりしたのがあの「ベビースターラーメン」を製造している。おやつカンパニーにまつわる話をした。以前は、松田産業という名前で竹ぼうきも製造していたとある。意外なところから現在へとつながるわけだ。
2014年板を出すとしたらどんな後世になっているのかとふと思った。コンビニ各社がド独自のスイーツを売り出し、お菓子メーカーもご当地限定版を発売したり、キットカットのように受験シーズンを狙った商品を投入したり、新たな状況が生まれてきている。誰かが新たな視点でお菓子の歴史をひも解いて行くと楽しいだろうなあ。
著者のコレクションについて
http://www.nihonbungeisha.co.jp/nbw/nbw-bad2/000306/000306_1.html
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- 感想投稿日 : 2014年1月27日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年1月27日
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