タイトルから、冤罪関係の話かなと思いながら、読み始めました。
物語は、シリーズ主人公の上木らいちと、本作品の中心人物である戸田公平の視点とが切り替わる構成で進んでいきます。
文書量的には、それほど変わらないはずなのに、上木らいちの活躍が薄く感じられました。
実際に、戸田公平は殺人事件の容疑者として扱われはするのですが、「誰も僕を裁けない」が意味するところは、予想していたものとはかなり異なっており、なるほどと思わせるものでした。
舞台となる東蔵邸の図を見たら○りそうだというのは多くの人が予想できると思うが、それによりプラスアルファの要素が加わることに感心しました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
早坂 吝
- 感想投稿日 : 2021年7月17日
- 読了日 : 2021年7月17日
- 本棚登録日 : 2021年7月17日
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