演じられた白い夜 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社 (2012年12月5日発売)
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本棚登録 : 228
感想 : 25
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舞台俳優として成功する事を夢み同時に落伍者となる事を恐れながら演劇に励む人達の中で起こる殺人事件。演劇のシナリオと並行して次々と人が死んでゆく。いくら成功に餓えているとしても人が死んでいるのに舞台稽古を続ける感覚は理解できないが妙な乾いた空気感で物語はすすんでゆく。恐怖や緊張感を抑え気味にしているのはミステリとして魅力が半減していると思う。近藤さん初期の作品、構成の仕方など随所に光る物は感じる。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2018年8月6日
本棚登録日 : 2018年8月6日

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