ストーム・ブリング・ワールド2 (MF文庫ダ・ヴィンチ) (MF文庫 ダ・ヴィンチ う 2-2)
- メディアファクトリー (2009年10月21日発売)
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感想 : 32件
土地の属性変化や通行料などセプターの戦い方、細かい設定や世界観がわかりやすく物語に取り入れられており、ゲームへの興味もそそる小説。とはいえ、戦闘描写は分かりやすく臨場感もあるので、ゲームと切り離しても十分ファンタジー好きを楽しませてくれるとも思います。
少年と少女の出会いと旅立ちの物語としては、二人が一緒にいるからこそ互いに過去と向き合い、一歩を踏み出していく様子が丁寧に描かれてます。
旅はまだ始まったばかりだった。―この先の話が気になる終わり方ではありますが(続刊があればいいのにと思います)、物語の余韻を味わうには丁度よい、明るい未来を感じられました。
田中芳樹さんによる解説や著者あとがきも小説を書くというテーマのエッセイを読んでいるかのようにおもしろかったです。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年6月29日
- 読了日 : 2014年6月29日
- 本棚登録日 : 2014年4月12日
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