さかしま (河出文庫 ユ 2-1)

  • 河出書房新社 (2010年8月3日発売)
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感想 : 67
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ウエルベックの「服従」の流れで読んでみた。
1884年の小説だけど、とにかく暗い。
いくらお金があっても、病気になるとネガティヴになる感じがリアルに書かれている。
そしてとにかく性格が悪い。金持ってるやつが性格悪いと最悪だっていうw

好きなのは
主人公のデ・ゼッサントが、歯医者が怖くてたまらないけど、引き下がれなくなって歯を抜く場面。(こわい!)
あと芸術作品をコレクションしているけど、その割に「最近の芸術は全部ダメ」とか思っているところ。「わかる、わかるよ!」と思った。

あとはまあ、この時代にベルエポックを準備してるわけだから、そこまで悲観的にならないで!って未来から

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年7月19日
読了日 : 2017年7月19日
本棚登録日 : 2017年7月19日

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