星系出雲の兵站-遠征-5 (ハヤカワ文庫JA)

著者 :
  • 早川書房 (2020年8月20日発売)
3.86
  • (9)
  • (17)
  • (7)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 101
感想 : 15
4

#日本SF読者クラブ 3巻から最終巻の5巻まで読んだ。まとめてレビュー。ミリタリーSFであり、ファーストコンタクト物であり、ミステリーの要素もある。3巻から最終巻で次第に謎が明らかになってくる。最終巻はちょっと駆け足の印象がある。
 それにしても、最近読んだ「三体Ⅱ 黒暗森林」に出てくる宇宙社会学の二つの公理のひとつが思い起こされる。やはり宇宙は残酷で、相互理解は不可能なのか。なにかやりきれない思いが… 最後のシーンには希望があるのだろうか?

 そして烏丸と三条、シャロンとマイアの掛け合いが面白かった。異星人とのコミュニケーションはこのようにはいかないんだ。その対比が象徴的だ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2020年9月15日
読了日 : 2020年9月15日
本棚登録日 : 2020年9月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする