俳句を「叙述しない表現」、「無言の表現」と位置づけ、連歌と俳諧の違いから昭和の俳句までを概観。芭蕉、蕪村をはじめ、有名無名の人物の作品を取り上げ、時にユーモラスに、時になたをふるうように評釈する。底本の初版は1952年と大分古いが、今後もかれの俳諧・俳句論は色褪せることはないだろう。「菫ほどな小さき人に生まれたし 漱石」文中、私が最も心打たれた作品。
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- 感想投稿日 : 2019年3月4日
- 読了日 : 2019年3月4日
- 本棚登録日 : 2018年9月2日
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