いわゆるA級戦犯 ゴー宣SPECIAL

  • 幻冬舎 (2006年6月1日発売)
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感想 : 93
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小林よしのりの戦争論などの、XX論というのはずっと買っていたが、なぜかこの本はずっと読んでいなかった。多分本屋で選ぶときに文字が多いからやめたのだろう。漫画を読むつもりで字を読むのはしんどい。図書館にこの本があって借りてみたのだが、A級戦犯は国内法では犯罪者ではないことを初めて知った。ならば靖国神社にこのいわゆるA級戦犯が祀られていても特に問題はないと思う。A級戦犯の人物像をこの本を通してみたが、東条英機氏などはずっと戦争に反対し、かなりの人格者だが、戦時の首相だというだけで裁かれた不幸な人であることがわかった。戦争に対して人を裁くということはあまり意味が無いが、ただひとり裁かれるに値する人がいるとすれば、開戦の原因を作った近衛文麿である。彼は自殺という逃げ方で戦争責任を放棄した卑怯者だということがわかった。彼の八方美人さ、自分の意見の無さなど鳩山由起夫そっくりである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2011年2月5日
読了日 : 2011年2月6日
本棚登録日 : 2011年2月5日

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