信長・イノチガケ (講談社文芸文庫)

著者 :
  • 講談社 (1989年10月4日発売)
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本棚登録 : 146
感想 : 19
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再読。「信長」好きだなあ。幕末にくらべて戦国時代の小説はあまり読んでこなかったから、歴史小説としても新鮮だし、何より安吾の文体がユーモラスで時々笑ってしまう。大バカ呼ばわりされつつも信長はチャーミングだし、舅の道三との友情もぐっとくる。

「イノチガケ」は鎖国下で布教に来たキリシタンの話。私自身は一神教の神様を信用していないので、どうしてこうも簡単に人が宗教にはまったり、信仰のために命をかけられるのかは理解できないけれど、なんかすごいなあとは思う。

※収録作品
「イノチガケ」「島原の乱雑記」「鉄砲」「信長」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  >さ行
感想投稿日 : 2014年10月13日
読了日 : -
本棚登録日 : 2012年8月1日

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