いつか猫になる日まで―SFコメディ (集英社文庫―コバルトシリーズ 75A)

著者 :
  • 集英社 (1980年7月10日発売)
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感想 : 28
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実家で再読。ゲームのように地球その他の星を作りコマとして生物を戦争させたりする創造主の退屈・憂鬱が外枠にあり、その退屈を紛らせるために選ばれし者が状況を打破し打倒創造主を誓うという、まあわりと当時でもありがちでベタな設定ではあるのだけれど、やっぱりこれを高校生当時に書いたと思うと、読ませる力がすごい。

地球をめぐって争っている異星人たち、不時着したUFOを偶然目撃した主人公とその仲間たちは計6人は、異星人の船を乗っ取りその戦争を終着させるべく奮闘する。不時着現場は石神井公園。作者は練馬の出身だそうで他の作品でも出てくる地名がほぼ練馬区(笑)実家にいた頃は東京の地名などわからないから気にしていなかったけど、今読むととてもよくわかる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  >あ行
感想投稿日 : 2018年1月7日
読了日 : -
本棚登録日 : 2018年1月7日

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