綺譚倶楽部 秋 (ソノラマコミック文庫)

著者 :
  • 朝日ソノラマ (2004年11月1日発売)
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本棚登録 : 36
感想 : 5
5

なぜか、(秋)しか画像がありませんでした。
シリーズ全体の感想です。

すこーし昔の怪奇まんが。
新書サイズ(ハロウィーン少女まんが館)の??が今だ見付かりません。
文庫版も絶版になってるだなんて…。

猟奇的な描写があるまんがは苦手な部類に入るのですが、
元の絵が綺麗なのと、全体的にかなしさが漂うお話が多いので、抵抗なく読めました。
背景が説明されなくとも、人じゃないものになってしまったものたちの、情念の過剰さがしっかり伝わってきていいです。

女性の霊のお話が多いのですが、
ある゛特技゛を持った男性の纏末を描いた『壁男』が印象強かったです。
滑稽ですが、やっぱり、とてもさみしいお話。

あと、主人公のひとり、久我夢雅氏が、
とてもいい(私的基準)美形のツンツンです。
危害を加えられると意外と切れやすいところも、
「馬ー鹿」という口癖もかわいくてかわいくて…!
上記の『壁男』は珍しく狼狽したり呆れたりしている夢雅氏が見られてお得(?)です

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: まんが。
感想投稿日 : 2008年8月11日
本棚登録日 : 2008年8月11日

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