秘帖・源氏物語 翁‐OKINA (角川文庫 ゆ 3-10)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年11月30日発売)
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感想 : 103
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夢枕獏 著「秘帖・源氏物語 翁」を読みました。

 光源氏の妻、葵の上に怪しいものがとり憑く。彼女を救うため、光の君は外法の陰陽師・蘆屋道満に調伏を依頼するが、謎は深まるばかりだった。

 陰陽師「源氏物語」版といった感じでした。

 今回は安倍晴明は全く出番がなく、代わりに光源氏とあの蘆屋道満がコンビを組んで、謎を解き明かしていく展開で、陰陽師同様楽しく読ませてもらいました。

 恥ずかしながら、源氏物語のさわりしか知らない自分でも源氏物語の世界を少し味わえた感じがしました。

 謎が解明する件では、世界の神話まで登場し、この物語のダイナミックな展開に驚かされました。

 もう少し、神話の勉強をしていればもっと楽しめたのかもしれないとも思いました。

 人の愛憎は現代より平安時代の方がやはり深かったのでしょうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代小説・歴史小説
感想投稿日 : 2013年3月16日
読了日 : 2013年3月16日
本棚登録日 : 2013年3月9日

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