白洲正子のこれら随筆は、単なるエッセイ集などと簡単に分類できるものではない。数ページの短い文章に昔から語り継がれる日本文化の真髄、語り継ぐべく伝承が詰まっている。
なかに、死や墓に関する記述がある。この世が夢幻であることを忘れたところに現代の欠陥は生じたとの指摘が頭から離れない。たしかに、万葉の時代、死は隣にあり、生きる事を大事にしていた。
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- 感想投稿日 : 2021年2月12日
- 読了日 : 2021年2月12日
- 本棚登録日 : 2021年2月12日
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