江戸の時代考証と刑罰系ならこの人と有名な著者様の拷問本。前から読みたかったのだがやっと読めた。
それにしていても読んでいて自分が痛くなってしまう。気弱な人なら読んでいて貧血になりそうだ。拷問の図も分かりやすく描かれているので読みやすい。読みやすいがこれは家でフムフムと読む物であって、うっかり電車の中で読んではいけない。図が豊富なだけに(女囚の図も多い)三角木馬の拷問図を満員電車の中で広げている時の気まずさといったらない。
この本を読んで、今まで時代劇と西洋の拷問とを混ぜてイメージしていた事に気付かされた。そして段々と時代が経つにつれ、刑罰も優しくなっているのだなと思った。平安、鎌倉時代の刑罰は中々壮絶である。今の世に生まれて良かったなあと感じてしまう本。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本民俗・風俗
- 感想投稿日 : 2014年9月8日
- 読了日 : 2014年9月8日
- 本棚登録日 : 2014年9月8日
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