中国人とアメリカ人 自己主張のビジネス術 (文春新書 1025)

著者 :
  • 文藝春秋 (2015年5月20日発売)
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感想 : 8
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 書名は「中国人とアメリカ人」であるが,内容は日本人論かな。
■中国人とアメリカ人はよく似ている
■説得力を持たせる五つの要件
・よく練られたプレゼンテーション
・相手のためであること
・相手の目線にあった書き方
・肯定的なアイデアと言い方
・うまくいくという成功意識
■アメリカ空軍方式の問題解決
①何が問題なのかを明確にする
②情報,データを集める
③解決案をいくつか挙げる
④その中から最善の解決案を選ぶ
⑤その案を実行する
■最善の案を選択する基準
①適合性
②実行可能性
③受入れの可否
■アメリカ人は,嘘は殆ど言わないが,日本人のように本当のことを不必要に全部喋るようなことは絶対にしない
■イギリス人のアメリカ人観
・原理主義を重んじ,かたくなに信じ込む
・オープンに見えるが自己のことを話さず建前で押してくる
・誰が何と言おうとも自己の信念を貫き,未来に挑戦し,独立独歩で行く
・自己中心的で他人はどうでもよいという人が増えた
・交渉ではポーカーフェイスの対決スタイル
■アメリカ人の日本人に対する四つのイメージ
・計り知れない
・矛盾した
・熱心で一生懸命
・集団思考
■日本はハイコンテクスト社会
・コンテクスト(言語,共通の知識,体験,価値観,ロジック,嗜好性)の共有性が高い文化
・お互いに相手の空気を読める
・言語化しなくてもいい文明の共有がある社会
・グローバル化の時代には足かせとなる
・グローバル化とは「ローコンテクスト社会」になること
■強い「個」であれ。「We」ではなく「I」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2016年2月21日
読了日 : 2016年1月31日
本棚登録日 : 2016年1月31日

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