リングワールドふたたび (ハヤカワ文庫 SF ニ 1-2 ノウンスペース・シリーズ)

  • 早川書房 (1988年4月1日発売)
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本棚登録 : 183
感想 : 7
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恒星を中心に回転しているリボンのような巨大な人工物がリングワールドである。リボンの表面には1兆を越える亜人類が住んでいる。本作品は「リングワールド」の続編にあたる。リングワールドの物理的不安定さを指摘されていたので、辻褄を合わせるためにも出版された(といわれる)本である。読んでみて言い訳がましい作品になるのかと思ったが、そんなことはなかった。むしろ、リングワールドを舞台にした冒険小説だった。登場人物は多くなく、各キャラクターの個性が全面に出ていて、とても楽しく読めた。リングワールドを含むこの作品はノウンスペースというシリーズものである。他の本も読んでみたいところではあるが、入手困難な本もあるので、機会があったら読んでいきたいと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2016年9月19日
読了日 : 2016年9月13日
本棚登録日 : 2016年3月18日

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