星系出雲の兵站4 (ハヤカワ文庫 JA ハ 5-6)

著者 :
  • 早川書房 (2019年4月18日発売)
3.88
  • (8)
  • (20)
  • (11)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 138
感想 : 13
4

第一部の最終巻。準惑星壱岐を奪還し、火伏は兵站監として返り咲き、ガイナスとの戦いに臨む。ガイナスの生態というか正体の分析がなされ、勝利へ導く作戦も決まる。軍令と軍政の狭間で織り成す駆け引きや手続きや慣習に重点をおいている、普通のミリタリーSFとは異なる作品だ。故に、英雄がいない小説となっているが、ガイナスと対峙した皆が英雄だともいえる。楽しさを感じるところが、経済小説のように読めるのも面白い。ちなみに、物語は第二部へと続く。ガイナスとの戦いは終わらない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2020年12月29日
読了日 : 2020年12月29日
本棚登録日 : 2020年12月5日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする