人に教えたくない出世する人の口癖

著者 :
  • 幻冬舎 (2005年3月1日発売)
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口癖というのは大変重要なものであると思います、口癖は普段考えていることが自然に出てしまうものだからと感じているからです。もしかしたら、口癖が通常の考え方を規定しているかもしれません。

周りを見渡すと、いつも消極的なことを言っている人、同じ内容を表現するにしても、「積極的な言い方をする努力を常にしている人」がいると思います。

そのように思っているところで、この本に出会いました。この本に書かれてある「出世する人の口癖」を上手に活用して、私も社会人生活を上手に過ごしていきたいと思います。

転職する前に付き合っていた営業の人で優秀は人がいたのですが、彼の口癖の多くが、この本に書いてあった内容であったのには驚いています。

以下はためになったポイントです。

・上司を安心させるために、マメに途中経過を報告しましょう(p17、82)

・上司に動いてもらうために、「あなただけ」と頼りましょう(p20)

・上司の顔を潰さないためにも、潔く謝る、口癖としては「言葉足らずで、改めて説明したい等」(p27)

・相手の名前を入れて呼びかけることによって、親近感のみならず、相手に対する尊敬感が増すことになる(p29)

・上司の考え方を聞くときには、あらかじめ上司の判断範囲を最小限(選択肢を容易するのがベスト)にすることが成功のポイント(p32、34)

・ミスが起きた場合、ミスが起きたことについて、冷静な分析とそれに対する対処法を提案できるかがポイントである(p37)

・相手のテンポを崩さない、上司のしゃべる順番(論理思考プロセス)を邪魔しない話し方こそが重要である、決してすべてを1回で語らないことである(p41)

・上司に聞いてもらうために、用件と所要時間を具体的に伝える(p47)

・過去形で話しかけるのではなく、「現在形」で話しかけるのがポイント(p57)

・思いつきを言ったような上司に対しては「その背景を理解するための確認をする」のがポイント(p74)

・上司に反対意見を述べるときは「間違っていたらゴメンナサイ」という枕詞をおく、「なるほどこういう見方がある」(p77)

・自分の知らないことがあるのを嫌うのが上司(p81)

・気まずい話は、ランチにて、話を打ち切るメリットがあるので(p91)

・上司から意見を問われた時は、本当に意見を求められているのか、最後の一押しのための同意を求められているのにすぎないのかを見極めるのがポイント(p98)

2010/09/26作成

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス術
感想投稿日 : 2011年9月21日
読了日 : 2010年9月26日
本棚登録日 : 2011年9月21日

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