出だしで度肝を抜かれました。スウプをお口に流し込み。。お母様は左手のお指を。。
なんとお上品なお言葉なんでしょう。優雅な世界から下世話な世界へ落ちてゆく。落ちてゆくというのとはちょっと違う。生活は落ちてゆくが性分は育ったまま落ちはしないが世の中の見方は変わってゆき、悲しくもあり力強くもあり、生きるということの強さを感じます。
直治の遺書が素直な気持ちでしょう。
スガちゃんという名前はだれかと、かず子の離婚はなぜにと気になり重点的に読み直しました。
読み直すうちに作品に引き込まれました。あっという間に読めてしまう小説の中にたくさんの考えさせられることがつまっている。
今読むには時代背景が古いけど。
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- 感想投稿日 : 2021年11月7日
- 本棚登録日 : 2021年10月23日
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