少女公開が近づいてきたので同じ湊かなえの本作品を視聴。
原作は読んでいません。
告白というタイトルが合っている。
1つの殺人事件に潜んだ様々な真実や思惑をそれぞれの人物の視点からの告白により徐々に明らかにしていく構成。
本当のことが分からない学校生活という狭いようで底の見えない舞台設定が、人が抱く悪意の告白に恐ろしさを感じさせる助けになっている。
雰囲気は冷静さと大胆さが両立していて私の好きな感じ。
森口先生の人物像はなかなか凄みがある。少年法の適用を避け、より犯罪者を苦しみに追い込む執念深さ。けれど、人が悪者に対して望む措置ってけっこうみんなこういうことなんじゃないかとは思ったなぁ。
橋本愛がかなり画になっている。彼女が映るだけで体感で2度ほど涼しくなるようなクールさ笑
話の構成も見事で演者も申し分なし。ラストは衝撃。邦画の魅力が存分に出てる良作でした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年9月21日
- 読了日 : 2016年9月21日
- 本棚登録日 : 2016年9月21日
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