小惑星探査機 はやぶさの大冒険

著者 :
  • マガジンハウス (2010年7月29日発売)
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今年の一大ニュースでもある、はやぶさの打ち上げ、小惑星イトカワへの着陸、帰還までを各担当者へのインタビューなどをおり挟みながら追うドキュメンタリー。着陸時はもりあがった「はやぶさ」だが実は打ち上げが2003年という少し前だったのが驚き。日本はアメリカや昨今の中国に比べると、宇宙開発は立ち遅れている印象だったが、そんなことはないことがよく分かります。はるか彼方の小惑星に向けての航海、雑音に紛れそうな信号を読み取り、たえず制御コマンドを送り、無事に7年の宇宙航海を成し遂げたことはニュース以上の驚きと興奮に満ちています。ロマンだけではない技術もあるし、技術だけに終わらないロマンがある。だから、宇宙開発はいつも技術者の心を魅了します。はやぶさ計画の知られざる全貌を知りたい人には是非オススメ。はやぶさ2も実現して欲しい!!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2010年12月2日
読了日 : 2010年12月2日
本棚登録日 : 2010年12月2日

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