成田さんが独自の発想で、資本主義と民主主義について考察し、将来ひょっとしたらこうなるかもしれないというビジョンを描い著書。
選挙は、民の無意識のデータ集積で行われ、最適なアルゴリズムで選ばれる政治家を選出するような未来を想像できますか?成田さんの発想がユニークでありつつ、実現できそうな技術的な裏付けも披露しつつ、展開される文書なので、実現性が高そうな気がしてくる。
前半の民主主義国家である国々の経済は低迷しており、民主主義から遠くにある国の方が経済成長しているというデータも興味深い。
資本主義も民主主義も疲弊しているというデータ的な裏付けがあり、これからの社会はどうあるべきなのか不安に感じる。だが、それに対する答えは誰も持ち得ない。でも、何もしないでいいのですか?という問いから生まれた本だと感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会・政治
- 感想投稿日 : 2022年9月14日
- 読了日 : 2022年9月14日
- 本棚登録日 : 2022年8月29日
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