面白かった!
シンプルな事だけど大事なことを教えてくれる。ハッとする。UG兵士かっっっこいいなぁ。毎日毎日うじうじいらいら悩んでる自分が馬鹿みたい。大事なことはもっと目の前にあるのに。
私は五分後の世界よりヒュウガウイルスの方が楽しめた。Ⅰを読んだ上でだから状況が何となく掴めてる上にⅡで端的に補足説明してくれてるからわかりやすいし、ドラマティックで読みやすかった。でもどちらもまたもう一度読みたい。コウリーとミツイの関係性を想像するのが楽しかった。最後コウリーがまさか。。でもそれって。。。なんて想像しちゃったりして。。
恐ろしいウイルスで人々が次々感染し死んでいく。
コロナ禍に読めたのもよかったかも。危機感なくぼんやり生きてたらだめなんだよね。
アンダーグラウンドの世界が想像するのは難しいけど地下にそんな、たくさんの、トンネルがあって人が住んでて……ってその世界観が面白すぎる。読むのに時間かかるけど、Ⅲもあったら絶対読みたいのになぁ。
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「他の場所やよその国へ旅をしてみたいと思うことはないのですか?」
「行ってみたいと思います。 でも、すべてのことを実現できるわけではありません、 一番に大切なことを実現して、他はその後です」
「一番に大切なこととは何ですか?」
「自分が一番大切に思う人間と共に、その日を生き延びることです」
「二番に大切なことは何ですか?」
「大切なことを、それを知らない人に伝えることです」
UG兵士はシンプルな原則で生きている。最優先事項を決め、すぐにできることから始め、厳密 に作業を行ない、終えると次の優先事項にとりかかる。 悲しい時にただ悲しい顔をしていても事態の改善はないことを彼らは子供の頃から骨身に染みて学んできたのだ。アメリカのテレビでのおなじみの光景、災害や事故や犯罪の現場でレポーターが被災者や被害者の家族に聞く、悲しいですか? 悲しいでしょう? 最優先事項がなく退屈な人々はそれを見て今自分が悲しくないことを確認して安心する。
- 感想投稿日 : 2023年1月29日
- 読了日 : 2023年1月18日
- 本棚登録日 : 2022年12月29日
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